チキン利食い抑制のためにN計算値、V計算値、NT計算値、E計算値を使っている方、いらっしゃると思います。
でもこれってトレード中に計算したり距離を測ったりするの面倒くさくないですか?
そこでフィボナッチ・エクステンションを使って超簡単に、しかもチャート上に視覚的に計算値を導きだす方法をご紹介します。
使うツールはフィボナッチ・エクステンション
フィボナッチ・エクステンションとは、フィボナッチ計算を用いてそのトレンドがどの程度まで伸びるかを予測するものです。
基本的に相場では、レートがどちらかに動く時、Nの形で上昇、もしくは下落していくことが多いです。
そのNの動きがどの程度までいくのか。
フィボナッチ・エクステンションを使うと予測値視覚的に分かりやすく表示させることが出来ます。
トレーディングビューの場合は、ここにあります。
使い方も簡単です。
そのトレンドの起点、高値、押し目を選択するだけです。
こんな感じ。
①が起点、②が高値、③が押し目です。
③の押し目を付けた後にレートがどこまで伸びるかですね。
エリオット3波は、よく1.618地点がターゲット、なんて言われたりしますね。
ちょっと僕のチャート設定上で文字が薄くて申し訳ないんですが、
実際にこの場合は1.618の地点まで伸びてますね。
まぁ都合の良いチャートを使っただけなんですけど。笑
とりあえずこのツールを使ってN波動の計算値を求めます。
※メタトレーダーを使っている方
同じツールはメタトレーダーにもありますが、名前がフィボナッチ・エクスパンションとなっています。
画面上部の赤丸部分にあるやつです。
フィボナッチ・リトレースメントとマークが似てるので注意してください。
もしもフィボナッチ・リトレースメントしかないという方は、黄色□部分のどこかを右クリックして、
カスタマイズから表示させることができます。
フィボ・エクステンションでN波動の計算値を求める方法
フィボナッチ・エクステンションをまだ一度も使ったことがないという方は一度触ってみてください。
使い方はすぐにお分かりいただけると思います。
簡単に言えばさっきの順番で3点を結ぶだけです。
なんですが、実はこの3点の結び方を変えるだけでN波動の計算値である、N計算値、NT計算値、E計算値、V計算値を簡単に導き出すことが出来ます。
それぞれ説明していくので見てみてください。
※N波動については、エリオット波動のページでも解説しているので、確認しておきたい方はそちらもご覧ください。
N計算値の表示
N計算値というのは、こいつです。
こいつを導き出すのは簡単で、さっき紹介した順に3点を結ぶだけです。
なのでこの場合は、①、②、③の順番にフィボナッチ・エクステンションを結びます。
これによって導き出されたフィボナッチ・エクステンションの数値が1の部分(チャート画像の黄色い四角部分)がN計算値となります。
NT計算値の表示
NT計算値というのはコレです。
NT計算値を導き出すために結ぶ順番は以下の通り。
起点から押し安値を引き、そのまま動かさずに再度押し安値でクリックorタップします。
すると1のポイント(黄色□部分)がNT計算値によって導き出される価格です。
E計算値の表示
E計算というのはコレです。
E計算値を出すための順序は以下の通り。
起点となる地点から最初の高値まで引き、そこから動かさずに再度同地点でクリックorタップをします。
すると1の地点(黄色□部分)がE計算によって導きだされる価格となります。
V計算値の表示
V計算値というのはコレです。
V計算値を導きだすための順序は以下の通り。
ここまでの順序とはちょっと違うので注意してください。
V計算値だけは、N波の起点ではなく、押し安値から引き始めます。
押し安値からその前の高値まで引いて、そこから動かさずに再度同高値でクリックorタップしてください。
これによって表示される1の地点(黄色□部分)がV計算値の価格となります。
N波の計算値をチャート上に簡単に表示する方法まとめ
以上がN波動の計算値を簡単にチャート上に表示されるやり方でした。
トレーディングビューでもメタトレーダーでもどちらでも簡単に出来ます。
ちなみに、フィボナッチ・リトレースメントを使っても同じようなことが出来るんですが、
それをやると、チャートが見にくくなるのでエクステンションの方を使っています。
トレードしている時のチキン利食いって、ターゲットがはっきりしていないことが要因だったりすることがあります。
そんな時はこのN計算値を使うのも良いんじゃないでしょうか?
N計算、NT計算、E計算、V計算どれを使えば良いんじゃい!?
というのはココでは触れていませんが、そのうち記事にしてみようと思うので、
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